撮影日記


2020年02月11日(火) 天気:晴

今日もウメは撮りごろでした

今年は暖冬傾向にあり,広島市内ではほとんど降雪が見られていない。それでも2月になれば,それなりの寒気が上空に入りこんで,寒い日々がやってくる。だが今日は,とてもよく晴れている。冬の空は澄んだ印象があり,日ざしも強く感じる。風がなければ,とても穏やかな日である。
 しかしまだ,日の出の時刻はさほど早くない。早朝でなくとも,日の位置はさほど高くない。だから,目の高さからさほど離れていないウメの花を狙っても,太陽を真っ正面から見ることになる。

Kodak DCS Pro 14n, TAMRON SP 90mm F2.5 (52B), 01F

これは,2枚の画像を合成したものだ。
 「逆光は勝利」といわれるが,太陽を真っ正面から見る状態では完全に露出オーバーとなる。また,その状態でファインダーを覗くと,目に悪い影響が出る。だから,太陽を視野から少し外に出すことになるが,それでもまったくの露出オーバーだ。そこで,露出を変えて撮った2枚を,ソフトウェア上で合成したのである。

Kodak DCS Pro 14n, TAMRON SP 90mm F2.5 (52B), 01F

懲りずに,引き続き,逆光を活かした構図をさがす。花びらが落ちかけているために,蕊の配列がおもしろいと感じたので,撮ったものである。
 露出オーバー気味に撮るとき,ハイキー部分が飛ばずに少しでも粘ってくれると,おもしろい。全体がモノトーンっぽくなって,適当に撮っても絵になるような気がするのである。

Kodak DCS Pro 14n, TAMRON SP 90mm F2.5 (52B), 01F

日の光がシャープに感じられることから予想できると思うが,順光でふつうに撮れば,とてもすっきりした画像になるのである。

Kodak DCS Pro 14n, TAMRON SP 90mm F2.5 (52B), 01F

TAMRON SP 90mm F2.5に専用のテレコンバータを組みあわせることで,180mm F5のいわゆる超望遠マクロレンズとして使えるようになる。しかし,等倍撮影まで対応できる。今日のように光が強く,風のない穏やかな日は,このレンズを楽しむのに最適な状況だ。
 残念なことは,仕事が多忙であり,こうやって撮影を楽しめる時間がほんの30分ほどしか確保できなかったことだ。

Kodak DCS Pro 14n, TAMRON SP 90mm F2.5 (52B), 01F

これは,太陽を視野に入れて撮ったものではない。近くに駐車していたクルマに反射した光を,視野に入れたものである。撮影を楽しめた時間は短かったが,太陽の高さは刻々と変わるので,撮るのにちょうど都合がよい瞬間に立ち会えたのだ,ということにしよう。


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