撮影日記 |
---|
2018年06月17日(日) 天気:晴のち曇色づくウズアジサイ今月はじめに開花しはじめたウズアジサイの色が,ずいぶんと濃くなってきた。先週末は大阪にいたため,じっくりと眺めるのは2週間ぶりということになる。 Kodak DCS Pro 14n, TAMRON SP 90mm F2.5色づいたからといって,茎のやわらかさは,かわらない。花がしなだれてしまわないように,水のかけすぎには気をつけなければならない。 Kodak DCS Pro 14n, TAMRON SP 90mm F2.5中心付近には,蕊のある花も見られる。TAMRON SP 90m F2.5は,1/2倍までの撮影にしか対応していないので,そこを注視するには少しばかり力不足である。このレンズで等倍撮影をするには,専用のテレコンバータを使うことになっている。エクステンションチューブを使って撮影倍率を高めるようにした場合でもピントはあうが,収差が目立つようになるのかピントあわせが少々難しく感じられる。 Nikon D300, TAMRON SP 90mm F2.5Nikon D300から出力される画像とくらべると,Kodak DCS Pro 14nから出力される画像のほうが,ややこってりした色ながら透き通った感じがあるのが好ましい。Nikon D300でも設定次第で,これに近づけられるとありがたいのだが,まだそこまで使いこんでいない。Kodak DCS Pro 14nは,いわばプリセットされたモードを選択するだけで,このような画像が得られるところがありがたいのである。 Nikon D300, TAMRON SP 90mm F2.5Nikon D300のプリセットでの「スタンダード」では,どちらかというとあっさしりすぎな感じがするのだ。 Nikon D300, TAMRON SP 90mm F2.5ただし,Nikon D300は,マニュアルフォーカスのレンズでの撮影にきちんと対応しているのが,なにかと便利ではある。そこで,テレコンバータTC-14ASを併用する。TAMRON SP 90mm F2.5用のテレコンバータは入手していないが,それなりに高品位のテレコンバータならば,エクステンションチューブを使うよりも相性がよくないだろうかと考えたものである。少なくとも,エクステンションチューブを使うよりは,ピントあわせが容易に感じられた。 Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8Sふたたび,Kodak DCS Pro 14nを使う。こんどは,AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8Sを使う。発色の差は,カメラの特性もあるし,レンズの影響もあるだろうから,厳密な比較にはならないが,個人的にはこのほうが落ち着いて見える。 Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S不用意に少し絞ってしまうと,ボケが角ばってしまうなど,画像のなめらかさが弱くなったように感じてしまう。 さて,かっちりと撮るだけではつまらないので,ほかの撮り方もためしてみよう。 Nikon D300, SIGMA-XQ 80-200mm F3.5このレンズは,そのままでも1/3倍までの撮影に対応している。レンズはM42マウント用なので,無限遠の出ないマウントアダプタを併用して使っているが,接写を目的にしているのだから,むしろ好都合である。 Nikon D300, SIGMA-XQ 80-200mm F3.5「きれいに撮ろう」「きちんと記録しよう」と思うときにこのレンズを使うとなるとかなり不安を感じそうだが,ワンパターンの撮影に飽きたときには,積極的に使ってもよさそうだ。 Nikon D300, SIGMA-XQ 80-200mm F3.5偶然に頼ることになるだろうが,ときに不思議な雰囲気の画像が得られるのだから。 |
← 前のページ | もくじ | 次のページ → |