撮影日記 |
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2018年03月04日(日) 天気:晴れウメが咲いたねこの冬は,いつも以上に寒く,雪が多いと感じられた。それでもかならず,春は来る。気がつけば,近所に咲いている赤いウメも満開だ。明日以降は雨が降るらしいので,今日のうちに撮っておこう。 Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S住宅街のなかに,ぽつんと生えている木である。よく晴れた青空であるが,枝は複雑に伸び,不用意に撮ると背景にかならず建物がはいってくる。だから,接写が中心となる。 Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8Sほとんどの枝の先まで,すでに開花している。まさに,満開だ。 Kodak DCS Pro 14n, AF Micro-NIKKOR 105mm F2.8S明るめの露出で撮れば,春の空気が表現できるだろうか。 Kodak DCS Pro 14nと,105mmのマイクロニッコールとの組みあわせで撮れば,容易に無難な絵をつくることができる。昨年は,雪のついた花や地面に落ちてしまった花を撮るために,ベローズを使って極端な接写を試みた(2017年2月12日の日記を参照)。それにくらべると,105mmのマイクロニッコールでの構図は,あまりに平凡だ。 Kodak DCS 460, Ai Micro-NIKKOR 200mm F4ホワイトバランスを「オート」で処理すればもっと落ち着いた色になるが,あえて「太陽光」で処理することで,期待通りの派手な色を得る。それでも,全体に赤みを帯びているのは,抑えるようにした。 Kodak DCS 460, Ai Micro-NIKKOR 200mm F4派手な色には,派手な絵柄が似合うだろう。200mmレンズの圧縮効果と,撮像素子がライカ判よりすこし小さなことで周囲がクロップされることを利用する。 Kodak DCS 460, Ai Micro-NIKKOR 200mm F4逆に,できるだけシンプルな構図でさらに派手目に調整すれば,前向きな印象の絵になる。現実とは大きく異なるが,絵としてはこういう方法もアリだろう。 昨年,ここのウメの花を楽しんだのは,2月半ばのことであった。今年のウメは,開花がやや遅かったということだろうか。 |
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