撮影日記


2017年06月27日(火) 天気:曇

コニカの一眼レフカメラはシャッター速度優先AE

かつては多くのメーカーが,一眼レフカメラを発売していた。そのなかでも,ニコン,キヤノン,ペンタックス,ミノルタ,オリンパスと,ヤシカ(あるいは京セラ)が発売するコンタックスの一眼レフカメラは,プロやマニアを含んだ多くの人に支持され,多くの台数が市場に流通した。そして,それ以外のメーカーの一眼レフカメラはやや目立たない存在になっている。私は,できるだけ多くのカメラを体験したいと考えている。日本カメラショーのカメラ総合カタログに掲載されたすべてのメーカーのカメラを,各メーカーごとに1機種だけでも入手してじっくりと使ってみたい。今日は,これまで1台も入手していなかったKonicaの一眼レフカメラを入手することができた。

1970年に発売された,Konica new FTAという機種である。コニカの一眼レフカメラは,初期の「F」シリーズと,1965年以降の「AR」シリーズに大別できる。ARシリーズは,シャッター速度優先AEを考慮したシリーズで,「F」シリーズと「AR」シリーズに,レンズの互換性はない。
 これまで,コニカの一眼レフカメラと縁がなかったのは,積極的に保護しようと考えなかったからにほかならぬ。
 「F」シリーズも「AR」シリーズも,どちらも中古カメラ店でよく見かけるカメラである。また,ジャンクコーナーにあることも珍しくない。しかしながら,個人的にあまり魅力を感じるポイントがみあたらないカメラでもある。「F」シリーズはメカニカル制御のカメラであり,ジャンクコーナーにあるカメラでもそこそこ動いているものが多い。しかし,発売された交換レンズの種類があまり多くなく,見かけることも少ない。本気で使うつもりはないから標準レンズだけあればじゅうぶんではあるが,それでもあとあとの楽しみが少ないないのは,おもしろくない。最初のモデルであるKonica Fならば,コパルスクエアシャッターを採用した初期のカメラとして押さえておきたいが,こればかりは少々レアもの扱いになっているようだ。その後に発売された,Konica FPやKonica FMは,大きいばかりでおもしろみがない。
 一方,「AR」シリーズは,基本的にシャッター速度優先AEのカメラである。したがって,電池がなければ動作確認ができない。ジャンクコーナーにあるものは,使えるようにできるかどうか,店頭では確証がもてない。
 ともあれようやく縁あって,コニカ「AR」シリーズの一眼レフカメラを保護することができたのである。露出計もAEも,動作しているようだ。ただし,いまのところレンズがHexanon 135mm F3.5だけしかない。まあ,標準レンズくらいはそのうち,Konica Acom-1あたりとセットでよい出会いがあるのではないかと思っている。


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