撮影日記 |
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2017年03月11日(土) 天気:はれいまだ,テッサーを使え,鷹の目だ注文したSONY αNEX-C3用のマウントアダプタのうち,1つが届いた(2017年3月9日の日記を参照)。これはインターネットオークションで落札したもので,神奈川県から発送された。 ヤシカ(後に京セラ)が発売したCONTAX用のレンズを使うための,マウントアダプタである。これによってようやく,SONY αNEX-C3で撮影ができるようになった。 ヤシカ(京セラ)が発売したCONTAXは,CarlZeiss銘の交換レンズが用意されていたことが,大きな魅力であった。実際に評価の高いレンズもいろいろあるのだが,私はいちばん興味のあった1本しか入手していない。それは,Tessar (テッサー) T* 45mm F2.8である(2006年3月9日の日記を参照)。 かつてTessarの性能は,「鷹の目」とよばれることもあったという。 ROLLEIFLEX automat, Tessar 7.5cm F3.5, E100VS私がもっともよく使うレンズの1つ,マミヤプレス用の標準レンズMamiya-sekor 100mm F3.5も,テッサーと同じ構成のレンズである。 Mamiya Universal Press, Mamiya-sekor 100mm F3.5, E100G比較的シンプルな構成でじゅうぶんな性能が得られるならば,低価格で供給することが重要なコンパクトカメラのレンズとしても,好都合ということになる。Konica C35EF (ピッカリコニカ)など,フラッシュ内蔵のコンパクトカメラも多くで,3群4枚構成の38mm F2.8レンズが使われていた。 Konica C35EF, Hexanon 38mm F2.8, GOLD100初期のオートフォーカスはピント調整のステップが少ないためか,この時代のコンパクトカメラは,目測式のほうが良好な結果が得られることが多いように感じる。 ともあれTessarは,焦点距離や明るさなどのスペックは無理をせず平凡なものにとどまるが,コンパクトで安価でそれでいてシャープで良好な写真の得られるレンズなのである。 Yashica CONTAX RTS, Tessar T* 45mm F2.8, 100DELTAしかし,たまに使うときには,期待通りのシャープですっきりした写真を撮らせてくれる。 Tessar T* 45mm F2.8は,SONY αNEX-C3との組み合わせでは,どんな写真を撮らせてくれるだろうか。 |
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