撮影日記 |
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2014年2月2日(日) 天気:雨のち晴 だが靄ってる可部線「横川」行きに乗る広島市西区の横川は,日本の国産乗合バス発祥の地とされており,当時のバスを復元したものが横川駅前に設置されている(*1)。当時のバスは,広島市から北へ向かい,可部との間を結んでいた。このルートは,広島から山陰方面へ至る古い街道でもあり,かつては多くのバスも走っていた。現在,広島と山陰方面とを結ぶバス路線は基本的に高速道路を経由するようになっているが,広島市中心部と郊外とを結ぶバスは,いまでも多く走っている。はじめての国産乗合バスは,商売的にはあまりうまくいかなかったようで,やがて廃業したようだ。 105系手動方向幕 「広島」→「緑井」 FinePix Z2で撮影 (2013/04/09)「横川」も用意されているとはいえ,現在は「横川」行きの列車は設定されていないので,「横川」の表示はこのように,表示を変えるときに一瞬,見ることができるだけだ。終着駅に到着してから表示を変更してくれればいいのだが,到着する前に表示を変えられてしまうと,「横川」の表示を見ることは難しい。この車両は1両ずつ表示を変更するようになっているので広島駅に着いてから表示を変更してくれたのだが,すべての車両を一斉に変更するようになっている場合は,終着駅に到着する前に変更してしまうようだ。なお,私は「鉄」ではないので,詳しいことや正確なことはよくわかっていない。あしからず。 そんなあるとき,横川駅での工事の予告が発表された(*2)。これによると,横川駅での工事のために,可部線の上り最終列車が横川駅で折り返すことになるという。「横川」行きとして運転されるということは,「横川」行きの表示で運転されるのだろう。これは,めったに見ることができない貴重な機会だ。 Nikon D70, AF-S DX Zoom-NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VRISO 1600に設定すれば,なんとか手持ちでも撮れる状況だ。こういうときは,VR(手ブレ補正)の効果も期待しよう。ただ,車体をある程度浮かび上がらせようと思うと,行き先表示が露出オーバーになる。行き先表示をきれいに写そうと思えば,車体が真っ黒になってしまう。そこで上の画像は,全体にオーバー目に撮影した画像に,アンダー目に撮影した画像の行き先表示の部分を合成している。 Nikon D70, AF-S DX Zoom-NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR横川駅では,3番乗り場(山陽本線上り方面)の線路を外側に移設し,ホームを広げる工事をしているようだ。そのため,山陽本線の上り列車は,ふだん使われない2番乗り場から発車している。2013年4月ころから資材を用意しはじめていたようだから,ここまで約1年がかりということか。 鉄板が敷かれた。なにか工事がはじまるのか?携帯電話機(P905i)で撮影 (2013/04/03)信号ケーブルを敷きかえるのか?携帯電話機(P905i)で撮影 (2013/05/15)そして,線路が付け替えられる。Nikon D70で撮影 (2014/02/02)
*1 日本初の国産の乗合バス(横川〜可部間) (広島市)
*2 横川駅工事に伴う一部列車の運休について (JR西日本 2013年12月16日) |
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