2011年04月05日(火) 天気:晴
残念なビックカメラ フィルムも通販で買わねばならぬ
止まない雨はない。明けない夜はない。冬のあとには,かならず春が来る。今年も,サクラが咲く時期がやってきた。あたりまえのことが,あたりまえにやってくる,それが,たいへんありがたい。
ここ数年,楠木の大雁木のところにあるサクラに,注目している。
この川沿いはサクラ並木になっているが,雁木(舟運での荷揚げなどに使われた,川面に降りていくための石段)に覆いかぶさるように植えられているサクラは3本ある。先週末,4月1日にはこのうち1本の木で,数輪の花が開いていた。そのまま,暖かい日が続けば一気に満開になるところだが,2日,3日は曇り空となり,気温がいまひとつあがらない日になった。そして3日の午後から次第に晴れ間が見えるようになり,4日には抜けるような青空である。春は,天気がよくても全体にかすんだような日が多いが,今日もかすみはあまり感じられず,とてもよい天気が続いている。
楠木の大雁木は,本川の右岸,すなわち西側にある。朝の光は,ちょうど川面に反射して,印象的な光景をつくりだしてくれる。川のまんなかには,しじみ採りと思われる小船も浮かんでいる。街の中心部近くで,川岸のベンチに腰をおろしてそれを眺められるのは,広島ならでわのことではないだろうか。
Mamiya Press Super23, Mamiya-sekor 100mm F3.5, E100VS
Mamiya Press Super23, Mamiya-sekor 250mm F5, E100VS
昨日から,出勤前のわずかの時間を利用して,楠木の大雁木のサクラを撮影している。ところで今日は,4月5日。すなわち「シノゴの日」である。「シノゴの日」だから,4×5判で撮影したいところだが,まだサクラが十分に咲いていないので,Mamiya Press Super23を使って6×9判の撮影をすることにした。
さて,満開は,週末くらいになるだろうか。そうなったら,あらためて4×5判での撮影もおこないたいところである。冷蔵庫を覗いてみれば,4×5判のE100Gの買い置きは1箱しかない。1箱あればとりあえずは間に合うのだが,もう少し買い置きしておきたい。
そこでビックカメラに立ち寄ってみたのだが,残念なことにE100Gは在庫がない。NEOPANなどモノクロフィルム,PROTRAやPRO400などのカラーネガフィルムは在庫があるのだが,カラーポジフィルムであるE100Gの在庫がないのである。この際だから,VelviaやPROVIAでもいいと思ったのだが,Quick Load用しか在庫がない。訪れるたびに,ビックカメラのフィルム関係の在庫が寂しいことになっているのである。
「カメラのサエダ」や「カメラのキタムラ」も覗いてみたが,E100Gどころか,4×5判フィルムそのものの在庫が見あたらない。近いうちに大阪に出かける予定もないので,通信販売を利用するしかなさそうだ。ところが,「ビックカメラ」の通販サイトを参照すると,4×5判のE100Gは「納期2週間」という。冗談じゃない。「入金確認後24時間以内に発送」となっていた,「ヨドバシカメラ」の通信販売で注文することにした。
人口が100万人をこえる政令指定都市である広島市に住んでいても,フィルムを通信販売で買わなければならなくなる時代になってしまっていた,ということである。
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