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2026年02月24日(火) 天気:曇のち雨戦後の「関式サロン露出計」「関式サロン露出計」は,写真撮影時に露出の設定を決定する指標を示す道具である。いくつかの円盤が重なっていて,フィルムの種類,緯度,時期,時刻,被写体の状況などをあわせると,基準になる絞りとシャッター速度の組み合わせがわかるようになっている。電気露出計が高価だった時期に比較的安価に露出の基準を知ることができる道具として,雑誌に広告が掲載されていた。
「丸型」については,これまでに,「初期型」「新型」のほかに,戦後に発売されサマータイムへの対応が記載されたもの(ここでは「戦後型」とよぶ)の3種類があることがわかっている。しかし,「戦後型」の発売時期は特定できていなかった。ただ,サマータイムへの対応があることから,1948年4月以降の発売であることは推測できる(2021年10月20日の日記を参照)。また,「戦後型」が発売されるまで,戦前の「新型」が継続して発売されていたのかどうかも,はっきりしていなかった。 国立国会図書館デジタルコレクションは,国立国会図書館が収蔵する資料をデジタル化して公開するものである。資料の全文検索もできるようになっている。デジタル化の作業は順次進められているようで,同じキーワードで検索しても,古い資料にヒットする件数が増えることがときどきある。最近,アルスが発行する雑誌「カメラ」の1947年から1948年ころのものがヒットするようになり,1948年7月号に「…関式サロン露出計は資材難の為久しく市場よりその姿を消していたが近く再発売されることとなった。」という記載があるのを見つけた(*1)。つまり戦後しばらくの間,関式サロン露出計は発売されていなかったということのようである。そして,1948年11月号から,広告の掲載も見られるようになる(*2)。このことから,関式サロン露出計「戦後型」の発売時期は,1948年10月ころになるのではないかと考えられるようになった。これでまた1つ,すっきりしたのである。
*1 「CAMERA」1948年7月号 (アルス,1948年) (国立国会図書館デジタルコレクション)
*2 「CAMERA」1948年11月号 (アルス,1948年) (国立国会図書館デジタルコレクション) |
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