撮影日記 |
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2016年09月23日(金) 天気:曇ときどき晴ひさしぶりに20mmと85mmを使うある程度,写真撮影に慣れてきたなら,「今日はこんなのを撮りたいから○○mmレンズを用意しよう」という,自分なりのイメージをもつようになるだろう。しかし,あまり明白な目的がない場合は,ついついズームレンズに頼ってしまう。そんな場合に私が持ちだすのは,AF-S VR ZOOM-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-EDである。最近は,このように高倍率なズームレンズでも,そこそこの画像を結んでくれる。入手して以来すっかり,私にとっての「横着レンズ」である(笑)。 ライカ判サイズの撮像素子をもつKodak DCS Pro 14nを入手したので,20mmレンズを超広角20mmレンズとして使用したくなった。APS-Cサイズの撮像素子をもつディジタル一眼レフカメラでは,ライカ判で30mmレンズ相当のものとして使うことになる。それでは,ふつうの広角レンズだ。どうせなら,PLフィルタも併用して,「いかにも」な画像を撮ってみたい。 Kodak DCS Pro 14n, AF NIKKOR 20mm F2.8S2両編成の列車全体が入るようにカメラを構えていたのだが,実際にやってきた列車は4両編成だったため,結果として画面からはみだしてしまった。最近の可部線では,日中の列車にも4両編成のものが増えていることを忘れていた。以前なら,日中の列車はほとんどが2両編成だったのだが。 Kodak DCS Pro 14n, AF NIKKOR 20mm F2.8S単線区間では一般的に,通る列車の本数が多くない。可部線は,全線が単線であるにもかかわらず,日中でも20分おきに列車が運転される。上下それぞれが20分おきなので,あわせると10分おきに列車が通ることになる。横川駅に近い方では,上り列車と下り列車が交換(すれ違い)できる設備が密にあるので,いわゆるラッシュ時は,さらに運転本数が増える。 じつは「今日は身軽に潔く,単焦点レンズ1本だけ」という割り切りはできなかった。もう1本,AF NIKKOR 85mm F1.8Sも,久しぶりに使ってみたくなっていたのである。 ずっと以前に知人が,「85mmレンズを買う。鉄道を撮るつもりだ。」と語っていたことがあった(2000年8月5日の日記を参照)。そのときにも,このレンズを使いたくなったはずである。だが,私は本来「鉄」ではないから,85mmレンズで鉄道を撮ることに,すぐ飽きたのであろう。このAF NIKKOR 85mm F1.8Sを使うのも,じつに久しぶりのことに感じるのである。 Kodak DCS Pro 14n, AF NIKKOR 85mm F1.8Sところで,LEDを利用した種別・行先表示器では,それぞれのLEDはつねに点灯しているのではなく,全体として点滅(あるいは走査)がおこなわれているようだ。そのため,シャッター速度をじゅうぶんに遅くして撮らなければ,表示の一部が欠けて写るという現象が見られることがある(2011年6月25日の日記を参照)。しかし,撮った画像を見ると,かなりの高速シャッターであっても表示が欠けていない。最近の車両で使われるLED表示器では,LEDがつねに点灯するようになっているのだろうか。それとも,点滅(あるいは走査)がかなり速いものになっているのだろうか。私は「鉄」ではないので,そのあたりの詳しい事情は知らない。 |
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