撮影日記 |
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2016年07月09日(土) 天気:曇ときどき晴今年こそ,七夕は「OM707」で撮ろう!カメラの名称には,「7」のつくものが多くある。「70」や「700」なども含めれば,とても多く使われている。たいていのカメラが,シリーズの違いや,シリーズの中での階級などをあらわすのに数字を使っているので,どの数字もまんべんなく使われているともいえるのだが,それでも「7」は目立つように感じる。 一方で,唐突に「7」が使われた機種もある。そして,そのような機種ほど,その名称が印象に残りやすい。その代表例として,ミノルタX-7を指摘しておこう。このことに賛同してくれる人は,少なくないと思う。絞り優先AE専用のシンプルなカメラで,安価な価格に衝撃的なCMで,大ヒット商品になった。MINOLTA X-7はいわゆるエントリーモデルだったはずだが,その後「7」は,ミノルタの一眼レフカメラの中核モデルにつけられるようになっている。その前に,MINOLTA HI-MATIC 7という機種もあったのだから,そもそもミノルタは「7」が好きだったのかもしれないが。とくに,1985年に発売されたMINOLTA α-7000の大ヒット以来,ミノルタで「7」のつくカメラは,そのときのミノルタを代表する製品となってきた。 7月7日は,七夕の日である。昨年,「7」がたくさんつくこの日に,不遇な存在といえるOLYMPUS OM-707 (OM77AFを含む)を見直してみようと考えた。しかし,当日は無情にも雨。織女と牽牛の相会うこともできなかったが,OM-707を活躍させることもできなかった(2015年7月7日の日記を参照)。このまま,OM-707の存在を埋もれさせるのはあまりに惜しいので,今年は,やりなおしである。 OLYMPUS OM-707を使うにあたって,まずは,このレンズを使いたい。 シグマの望遠ズームレンズで,75mm-200mm F3.8というものである。単に「シグマの望遠ズームレンズ」といえば珍しくもなんともないのだが,さすがにオリンパスAF用を見かける機会は多くない。ただし,オリンパスAF用レンズは,マウント側の電気接点が3つしかないので,見ればすぐにわかる。 昨年に入手したものだが(2015年12月31日の日記を参照),なかなか使う機会をもてないでいた。 OLYMPUS OM-707, SIGMA AF 75-200mm F3.8, ACROS一般的に,このクラスの望遠ズームレンズには,性能の悪いものはあまりないという。このレンズも,周辺までとくに問題ない描写を見せてくれている。 OLYMPUS OM-707, SIGMA AF 75-200mm F3.8, ACROSボケ具合もごく素直なものだ。ただ,OLYMPUS OM-707は,プログラムAE専用の一眼レフカメラである(AFレンズ使用時)。プログラムシフトはできるものの,基本的に,絞りやシャッター速度を強く意識して撮るようなカメラではない。 OLYMPUS OM-707, OLYMPUS AF 35-70mm F3.5-4.5, ACROSOLYMPUS OM-707では望遠ズームレンズを使うよりも,標準ズームレンズでお手軽に撮るのが似合っているのかもしれない。 |
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