撮影日記 |
---|
2016年06月09日(木) 天気:曇西明石の西国街道にカニがいた「明石」といえば,なにを連想するだろうか? 今週は,明石市に滞在している。明石市を訪れるのは,およそ10年ぶりのことだ(2006年11月5日の日記を参照)。 6月4日から6月9日は,「中判写真週間」である。今日は6月9日なので,6×9判のカメラを使うことにしよう。先月,試し撮りをおこなったIkonta 520/2だ(2016年5月17日の日記を参照)。 IKONTA 520/2, Novar 10.5cm F6.3, ACROS少し狭い道幅が,なんとなく旧街道であることを示しているように感じる。 IKONTA 520/2, Novar 10.5cm F6.3, ACROS周辺は住宅地化しているように見受けられるが,この沿道は,田園地帯であることを強く示している。 IKONTA 520/2, Novar 10.5cm F6.3, ACROS昔ながらの農家のそばでは,白い土蔵が朝の光の中に浮かびあがる。 IKONTA 520/2, Novar 10.5cm F6.3, ACROSこの狭い坂が,「かにがさか」ということらしい。 IKONTA 520/2, Novar 10.5cm F6.3, ACROSまだ,朝早いせいか,人の姿はあまり見かけない。 IKONTA 520/2, Novar 10.5cm F6.3, ACROS国道175号線を東へこえると,町名は和坂から大道にかわる。大道の町にはいってすぐの公園には,「蟹塚」というものがあった。 IKONTA 520/2, Novar 10.5cm F6.3, ACROSこれは,弘法大師がカニを退治したことを描いているのだろうか。 IKONTA 520/2, Novar 10.5cm F6.3, ACROSこれらについて説明するものは,ここにはみあたらない。 IKONTA 520/2, Novar 10.5cm F6.3, ACROSさて,和坂の町に戻ってみると,どうしてもこの看板が目につくようになる。一般的に,「飛び出し注意」の看板には,子どもの絵が描かれていることが多い。しかしこの地区の「飛び出し注意」の看板は,カニなのである。大阪府南河内郡太子町の「飛び出し注意」の看板が聖徳太子である(2009年1月1日の日記を参照)ことと同じように,「飛び出し注意」の看板は,その地区の歴史をアピールするものとして機能するようだ。 |
← 前のページ | もくじ | 次のページ → |